一宮市の禅林寺にて、伝統行事である大般若会(だいはんにゃえ)が盛大に執り行われました。この法要は、仏教の経典『大般若経』600巻を読誦する儀式で、無病息災や家内安全、五穀豊穣を祈願するものです。当日は、住職や僧侶たちが威勢よくお経を読み上げる中、経典のページをパラパラと勢いよくめくる「転読(てんどく)」が行われました。この音が煩悩を払い、福を呼び込むとされ、集まった参拝者たちはその様子を静かに見守りつつ、心を込めて手を合わせました。また、法要の最後には参加者一人ひとりに「御札(おふだ)」が配られ、今年一年の平穏無事を願う言葉が住職から贈られました。参拝者の一人は、「毎年この行事に参加しています。今年も家族みんなが健康で過ごせるよう祈りました」と話しており、地域に根差した伝統行事として多くの人々に親しまれている様子がうかがえました。禅林寺の大般若会は、これからも地域の信仰と文化を支える大切な行事として、未来へと受け継がれていくことでしょう。